ポンペイの次に向かったのは、僕にとって今回の最大のハイライトであるシチリア島のタオルミナ。
タオルミナもまたイタリアの美しい保養地の一つであり、実は今回初めて知ったのだが「ゴッドファーザー」や「グランブルー」のロケ地でもある。 ゴッドファーザーでの「コルレオーネ村」は、実在するコルレオーネ村ではなく、タオルミナ近郊の町で撮影されていたのだ。 今回の旅行では、当初パレルモ近郊の本物のコルレオーネ村に行くつもりで、タオルミナに行く予定はなかったのだが、妻が「専用車で巡る ゴッドファーザーのロケ地」という素晴らしすぎるツアーを見つけてくれたので、慌てて旅程を変更。そして、これは大正解。 タオルミナで僕は夢のような時間を過ごすことが出来たのだ。 ツアー(専用車+日本人ガイドのプライベートツアー)は、まずタオルミナ駅へ。 マイケルと離婚したケイがバゲリアを訪れ、ここでマイケルと再会する。ホームにはコルレオーネファミリーの車が迎えに来ていた。 次に、車が橋の上で止まり、下には河原が。 地元のマフィア(ドン・チッチオ)に逆らって殺されたビトの父親アントニオ・アンドリーニの葬列シーンから、「PARTⅡ」が始まる。 続いて車はシチリアらしい草原へ 「ゴッドファーザー」で最初に登場するシチリアのシーンがここである。 映画ではこの草原を羊の群れが歩き、右奥に見える小屋も綺麗なまま。時代を感じるな… 上の写真に続くシーンがこちらで撮られた。 ファブリツィオ 「GI!アメリカ、アメリカ、アメリカに連れて行ってくれよ!」このシーンが、彼の裏切りの伏線ともなっている。 モッタ・カマストラの街並。 カロ 「あの村がコルレオーネ村です・・・」 そして、いよいよデリ・スキアヴィ城へ 三部作の全てに登場し、物語には欠かせない舞台となったお城である。フアンにはたまらない。 なお、それ自体が歴史的建造物であるこのお城は、フランコさんという男爵の居城であるため、内部を観光するには男爵さんの許可(と、いくばくかの謝礼)が必要である。 が、ここに来て感動しないGFフアンはいないだろう。男爵さんご夫妻も気さくな方で、とても親切に中を案内してくれた。 この庭で、多くのシーンが撮影されている。 「ゴッドファーザー」ではアポロニアが運転の練習をしていた。 「裏切り者」ファブリツィオが逃げて行ったのはこの門↓ テラスにも出てみた 自分の代わりに愛娘メアリーを撃たれたマイケルは、生ける屍となり、シチリア島の隠れ家で一人寂しくこの世を去る。見守る者は一人もおらず、ただ子犬が付き添うのみ・・・ そう、あのラストシーンで倒れたマイケルの隣にいた子犬が、このリリーちゃん。つまり、マイケル・コルレオーネの最期を看取った犬なのだ。もう凄すぎ。 今回このリリーちゃんに会えたのが最大の感動だったな。 それにしても、「PARTⅢ」が公開されたのが1990年だから、リリーちゃんは凄いお婆ちゃん犬ということになる。 僕らが行ったときは元気だったけど、ぜひ長生きして欲しいな・・・ 男爵が椅子を置いて、リリーちゃんと共に「PARTⅢ」のラストシーンを再現してくれた。 (後編へつづく)
by vancelaw
| 2007-09-07 10:50
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