前回のブログで報じたPRIDE運営会社の「事務所閉鎖」について、米国側から声明文が発表された。
PRIDE米国側が声明文発表「東京事務所閉鎖は元役員の協力不足が原因」この声明文、本当は先週金曜日に出される予定だったそうだが、連休明けにずれ込んだというもの。 元々プレスリリースを用意してなかったのか、それとも日本での反響の大きさに戸惑って内容を変えたのか分からない。 いずれにせよ、散々待たせてこの程度?という感じである。 一応PRIDE復活に含みを持たせてはいるものの、前向きなニュアンスは感じられない。今後はせいぜい過去の大会等のコンテンツをネットで有料配信する程度だろう。「PRIDE商品も引き続き提供」って要は在庫処理だろうし、「PRIDEブランドを維持しようという弊社の取り組み」って具体的に何をやったと言うのだろうか。 そして、大会を開けない原因が「ドリームステージの元役員の協力不足」とはね・・・ これが榊原代表の言うところの「心ない人たち」を指してるのか分からないけど、いずれにせよ悪いのは全部日本側ですか。。。テレビが取れなかったのは、アメリカが吹っかけすぎたせいでもあると思うけど。 さすがにここまで来るとPRIDEの復活は諦めざるを得ないので、今後は「PRIDE後」の新しい動きに期待することにしましょうか。 アメリカ=UFCの一人勝ちが続くのは見たくないしね。 #
by vancelaw
| 2007-10-10 22:41
| Sports
「PRIDE」が消滅!運営事務所が突然閉鎖、スタッフ全員解雇電話会議で解雇通告とは。。 現時点で会社からの公式発表が一切ないので事務所閉鎖の真意は不明だが、まあこれで「PRIDE」は終わったということなのだろう。 ネット上では、吉田秀彦を中心とするPRIDEの“残党”が、大晦日にさいたまスーパーアリーナでの格闘技イベント開催を準備中という噂も流れている。しかし、テレビやスポンサーの確保、選手の契約、外国人選手のビザ発給を考えると、タイミング的にはもうギリギリ。それに、かりに開催できたところで、かつてのPRIDEが持ち合わせていたスケール感、クオリティを維持できるとは思えない。日本にはFEG(K-1の運営団体)が主催する「HERO'S」という格闘技興行もあるけど、年4回しかない上、「格闘技の非情な勝負論」というよりは、テレビ向けの娯楽に徹している感があり、PRIDEとはそもそもの世界観が違う。。。 一体なぜ、こんなことになってしまったのか。 実際のところ、こうなることの予感がないではなかった。と言うより、かなりあった。 4月の営業譲渡による買収後、新たな「PRIDE」開催に関するニュースはなく、その間、ホドリゴ・ノゲイラ、ダン・ヘンダーソン、ヴァンダレイ・シウバ、マウリシオ・ショーグンといった元・PRIDEファイター達が、続々とUFCに「移籍」して行った。オフィシャルサイトも8月からは一切更新されていない。 買収劇当初に構想されていた「UFCvsPRIDE」の格闘技版スーパーボウル構想の実現を待たぬうちに、「PRIDE」はその実体を失いつつあったのである。 新オーナーのロレンゾやダナ・ホワイト(UFC代表)は、買収以降、日本でのPRIDE再開に向けて準備を継続していたはず。 しかし、障害があったようだ。 9月初旬に収録されたダナ・ホワイトのインタビューによると、一つ目の障害は、地上波テレビの問題である。 PRIDEを開催するには、莫大な経費がかかる。高額化したファイトマネー、派手な演出、会場使用料などなど。。。一説には1大会1000万ドルとも聞く。こうした経費を賄うには、入場料(ゲート)収入とスカパーのPPV収入では到底足りず、地上波放送の放映権料が不可欠だったというのだ。 ダナは フリーテレビ(地上波放送)の契約が取れるまでは、「PRIDE」再開はまずないと明言していた。 ダナ、というよりアメリカ側は地上波放送再獲得に楽観的だったようだが、そうはいかなかった。 日本でイベントを再開しようとすると、テレビの契約が切られたことや、ダークな話ばかりがでてくる。まったく理解できない。私たちは「PRIDE」を買い取って、前のオーナーとは縁を切った。なのに、なぜテレビ契約を結べないんだ?そして、「PRIDE」のスターを集めているUFCも日本で放送できない。不思議でしょうがないよ、まったく。たぶん誰か日本で権力を持った人間が我々を妨害しようとしている。そして彼らは独自で団体を旗揚げしようとしているに違いない。そう考えないと、なぜ日本でテレビが進まないのか、納得できる説明ができない。これだけ日本には、ファンがいるというのにね。実際に「邪魔」が入っているかは知る由もないが、日テレが中継した2003年大晦日の猪木祭りが裁判沙汰になったり、さらに(猪木祭りに端を発した)フジテレビによるPRIDE中継打ち切りによって、格闘技界のダークな側面、すなわち裏社会との関わりがクローズアップされてしまったのは紛れもない事実。それゆえ、テレビ関係者(特に上層部)は、格闘技中継そのものにアレルギーを持ってしまったと言われている。 また、「視聴率が取れる」ことが格闘技番組の強みだったはずなのに、最近はK-1中継も以前ほど視聴率が取れなくなってきている。 先日のK-1GP開幕戦の視聴率も、例年は15%以上あったのに、今年は11%。。。ひところの格闘技バブルは弾けてしまったようだ。 こうした状況を考えれば、テレビ局が「PRIDE」中継に二の足を踏むのも無理はない。 それに、アメリカ側がかなりの額の放映権料を吹っかけていたとも聞く。「俺たちUFCは世界最高だ。それを放送させてやるから、まずはPRIDE中継から始めろ。」という感じだったのかもしれない。 また、上のインタビューとも関連するが、テレビ云々とは別に、外資によるPRIDEの再開そのものを阻止する動きがあったとの情報もある。 PRIDEのかつての(そして恐らく最後の)運営会社であるDSEの榊原代表は、今年7月のトークショーで (新生PRIDEの再開について)心ない人達に出鼻を挫かれる問題があったと話していたという。その「問題」は結局最後まで解決しなかったということか。 以上がこれまでの経過だが、どうやらPRIDE FCワールドワイドの社長が、今回の件について声明を出すとのこと。今はそれを待つしかないのかな。 #
by vancelaw
| 2007-10-06 00:33
| Sports
「イタリア・フランス旅行記」はいつ完結するとも知れないのだが(今後の予定:⑤タオルミナ、⑥パレルモ、⑦フィレンツェ、⑧ベネチア、⑨トゥールーズ、⑩パリ、⑪モンサンミッシェル)、旅行を終え、ワシントンDC郊外にあるメリーランド州ベセスダという街に引っ越してきてから2週間以上経つので、ブログのタイトルを変更してみた(ついでにスキンも初めて変更。こっちの方が写真が大きく表示できるのだが、どうだろうか)。
新たに住み始めたアパートの隣には、最近リニューアル工事を終えたBethesda Theater という劇場があって、そこの看板には OFF BROADWAY. ON WISCONSIN.と書いてある。Wisconsinというのはウィスコンシン州ではなく、アパートと劇場が面しているWisconsin Avenueというストリートの名前である。 なるほど、マンハッタンのダウンタウンの劇場を"Off Broadway"と言うのが一般的だけど、NYから遠く離れたここだって"Off Broadway"には変わりはないわけだ。 考えてみれば、僕もマンハッタンを離れて(OFF BROADWAY)、新しい街(Wisconsin Ave)に引っ越してきたワケで、ちょうどリニューアルしたこの劇場のコピーをパクってブログタイトルにさせてもらった。案内文と併せても何のブログだかサッパリ分からないのは相変わらずだけど、 今後は、これまでのような八百長問題やゴッドファーザーとかの独りよがりなネタに加えて、ローファームのことや、NYと較べた場合のDC・メリーランドの違いとか、そんなことも書ければ書いていこうかな、と思ってます。 そんなわけで、まあ、もうしばらくお付き合い下さいませ。 #
by vancelaw
| 2007-10-04 10:13
| DC / Maryland
#
by vancelaw
| 2007-09-11 06:54
| Travel
再び、9月のイタリア旅行記の続き。感動の連続だったシチリア島を離れ、空路フィレンツェ入りした。
直前にいたパレルモは、(コッポラのコメントとは裏腹に)汚れの目立つ街だったのであるが、フィレンツェの街並みは実に美しく、華がある。 More #
by vancelaw
| 2007-09-10 23:44
| Travel
|
by vancelaw
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